「最近、物忘れが増えてきたな」と感じたとき、まずは客観的に認知機能を測りたくなりますよね。そこで注目したいのが BICAMS(Brief International Cognitive Assessment for Multiple Sclerosis)です。名前は長いですが、実際にやるのはとてもシンプル。短時間で紙とペンだけでできるので、病院でも自宅でも手軽に試せます。
従来の認知テストは時間がかかる上に機材が必要なことが多いですが、BICAMSは3つのサブテストだけで構成されています。具体的には、言語記憶を測る単語リスト学習、視覚記憶を測る顔覚テスト、そして情報処理速度を測るシンボル検索です。合計でも15分程度で完了でき、結果もすぐに数値で示されます。
まずは静かな環境を用意し、テスト用紙とペンを準備します。最初の単語リスト学習では、10個の単語を覚えてもらい、すぐに思い出すよう指示します。次に顔覚テストでは、数枚の顔写真を見せ、順番に名前を言わずに覚えてもらいます。最後のシンボル検索は、決められた時間内に指定された記号を探す作業です。
ポイントは「集中できる環境」と「指示はシンプルに」こと。途中で中断しないようにし、結果はテストシートの点数欄に記入します。点数が低い場合は、専門医に相談して詳しい検査や治療を考えると良いでしょう。
札幌ビタミンC薬局のサイトでは、BICAMSに関する最新情報や、実際にテストを受けた人の体験談も掲載しています。興味がある方は「BICAMS」タグでまとめられた記事をチェックしてみてください。自分の認知状態を知る第一歩として、ぜひ試してみましょう。
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