旅行好きなのに乗り物酔いで楽しめない…そんな経験、ありませんか?本稿では、乗り物酔い 対策を徹底的に解説します。出発前の準備から、乗車中の具体的な行動、万が一症状が出たときの対処まで、実際に役立つ7つのステップにまとめました。
症状は人によって軽度から重度までさまざま。軽い不快感で済む場合もあれば、旅行全体を台無しにするほどの吐き気になることもあります。まずは自分の症状パターンを把握し、対策を立てることが第一歩です。
出発の2〜3時間前に、バナナやクラッカー、ヨーグルトなどを摂ると胃が安定します。逆に脂っこいものやアルコールは、胃の負担が増えて酔いやすくなるので控えましょう。
水分補給は、脱水を防ぎ、血糖値の急激な変動を抑えることで酔い予防に繋がるとされています。炭酸飲料は刺激が強くなるため、常温の水や薄めたスポーツドリンクがおすすめです。1時間に150〜200mlを目安に、こまめに飲みましょう。
代表的な市販薬としては、ジフェンヒドラミン(乗り物酔い防止薬)やメクリジンがあります。服用は出発の30分前がベストです。なお、眠気が出やすいので、運転や長時間の作業は避けてください。
薬剤名 | 有効成分 | 作用機序 | 主な副作用 |
---|---|---|---|
ドラマミン | ジフェンヒドラミン | 抗ヒスタミン作用で前庭感覚抑制 | 眠気、口渇 |
メクリジン | メクリジン塩酸塩 | 制吐中枢刺激 | 軽度の眠気、頭痛 |
プロクロルペラジン | プロクロルペラジン硫酸塩 | ドパミン受容体拮抗 | 血圧低下、めまい |
薬剤は個人差が大きいので、旅行前に少量でテストしてから本番に臨むと安心です。
出発前に小さめの生姜スライスをお湯に浸したり、ジンジャーキャンディーを1〜2個噛むだけで効果が期待できます。科学的研究でも、プラセボ以上の効果が示されています。
さらに、背筋を伸ばし、足はしっかり床に付ける姿勢が前庭感覚の安定に寄与します。座席のリクライニングは軽めにし、頭を固定できる枕やヘッドレストを使用するといっそう効果的です。
具体的には、鼻から4秒吸い、口から6秒かけてゆっくり吐き出す「4-6呼吸」を繰り返すと、酔いの感覚が軽減されます。これと合わせて、目を閉じて好きな景色や音楽をイメージすることで、心理的ストレスも減ります。
市販のアキュプレッシャーリストバンドは、装着するだけで手軽に使える点が魅力です。効果は個人差がありますが、薬に頼らない代替手段として試す価値があります。
本記事で紹介した対策は、乗り物酔い全般に有効です。さらに深掘りしたい方は、以下のトピックをチェックしてください。
子どもは前庭感覚が未熟なため、特に5歳以下で酔いやすいとされています。ただし、個人差が大きく、成人でも強い酔いに悩む人は多いです。
抗ヒスタミン系の薬は眠気が副作用として出やすいです。乗車中の読書や仕事が必要なら、制吐剤のメクリジンなど眠くなりにくいものを選びましょう。
空腹は胃酸が高まり吐き気を誘発しやすいです。軽い炭水化物で満たす程度の食事をとると、胃が安定し酔いが軽減します。
乗車前に装着し、揺れ始めたらすぐに刺激を感じられるようにします。装着は常に同じ手首で、強く締めすぎないよう注意してください。
約3〜5グラムのすりおろし生姜、またはジンジャーキャンディ1〜2個が目安です。過剰に摂ると胃刺激になるので控えめに。
座席を水平にし、深呼吸しながら目を閉じて前庭感覚を落ち着かせます。可能なら外の景色を見るか、手首圧迫バンドを強めに刺激し、すぐに水を少量飲みましょう。
コメント
Hiroko Kanno
27 9月 2025乗り物酔いって本当に最悪だよね、でもちょっとした工夫でかなり楽になるんだよ。バナナと水だけでもかなり効果あるから、次の旅行で試してみて。