名前は長いけど、実は血管が狭くなることで肺にかかる負担が増える病気です。息切れや疲れやすさを感じたら、まずは肺の血圧が上がってないかチェックしてみましょう。
代表的な症状は「息がしにくい」「運動するとすぐに息切れ」「胸が締め付けられる感じ」です。風邪のときの咳と間違えやすいですが、症状が数週間続くか、安静時でも息苦しいときは要注意です。さらに、足や腹部がむくむこともあります。これらは心臓が肺の血液を送り出すのに苦労しているサイン。
診断は心エコーと右心カテーテルがベスト。医師が血圧の数値を測って治療方針を決めます。薬は主に血管拡張薬や血液をサラサラにする薬が中心。最近は新しい経口薬が増えて、入院が減るケースも多いです。生活面では、塩分を控えめにし、適度な運動(ウォーキングや軽いストレッチ)を続けると血圧コントロールに役立ちます。
タバコは絶対にNG。喫煙は血管をさらに狭め、症状を悪化させます。また、睡眠時無呼吸症候群がある人は、睡眠時の酸素不足が肺血圧を上げやすいので、専門医に相談すると良いでしょう。
定期的なフォローアップが大事です。症状が改善しても、血圧が安定しているか医師にチェックしてもらいましょう。自己判断で薬を止めると、急に症状が悪化するリスクがあります。
まとめると、肺動脈性肺高血圧症は「息切れ」だけで片付けないで、医師の診断と適切な薬、生活習慣の見直しでコントロールできる病気です。気になる症状があれば、早めに受診して安心を手に入れましょう。