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前立腺肥大とは?

前立腺肥大は、年齢とともに前立腺が大きくなる病気です。前立腺は膀胱のすぐ下にある小さな臓器で、尿道を取り囲んでいます。肥大すると尿道が狭くなり、トイレでの違和感が出やすくなります。実は、40代以降の男性の約半数が何らかの肥大を抱えていると言われています。

症状とチェックポイント

気になるのはやはり排尿です。代表的な症状は次の通りです。

  • 夜間に何度もトイレに行く(頻尿)
  • トイレを我慢できない(切迫感)
  • 尿が出にくい、または途中で止まる(尿流弱化)
  • 残尿感が残る

これらが続くと、睡眠不足や仕事の集中力低下につながります。自分でチェックしたいときは、1回の排尿にかかる時間と残尿感の有無をメモしてみましょう。2週間続くようなら、早めに医師に相談するのがベストです。

治療と予防のポイント

前立腺肥大の治療は大きく分けて薬物療法と手術療法があります。まずは薬です。αブロッカー系(タムスロジンなど)は尿道をゆるめて排尿を楽にします。5α還元酵素阻害薬(フィナステリド)は前立腺自体のサイズを縮小させる効果があります。副作用が少なく、軽い症状の方はまず薬から始めるケースが多いです。

薬で改善しない、もしくは急激に症状が悪化した場合は、レーザー蒸散や経尿道的切除術(TURP)といった手術が選択肢に上がります。手術は回復に数週間かかりますが、長期的に症状が改善する可能性が高いです。

予防に関しては、生活習慣が結構関わっています。カフェインやアルコールは利尿作用があるので控えめに。適度な運動は血流を良くし、前立腺の健康をサポートします。また、食事ではトマトに含まれるリコピンや、緑茶のカテキンが有益という研究結果もあります。

最後に、定期的な健康診断を受けることが重要です。血液検査で前立腺特異抗原(PSA)を測定すれば、早期発見につながります。自分の体調に敏感になり、疑問があれば医師に質問する習慣をつくりましょう。

前立腺肥大は年齢とともに起こりやすいですが、正しい情報と対策で日常の不快感を減らすことができます。症状に気付いたら、まずは生活習慣を見直し、必要なら医師の診断を受けてください。

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中原 美紗

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